C.Y製 ATGv3ガバナーについて。

さてさて。

ちょっと今夜のエンジン検証は無理っぽいんでATGv3に関する現時点での分かっている事でも。

イメージ 1

ATGv3、後付けガバナーですが国内ではあまり扱いが少なく
オイラはVJPさんで購入しました。
日本語取説が無いので各自で翻訳作業が必要ですが英語のスキルが高い人なら
なんとかなるんでしょうがオイラはサッパリだめでして。(w

フェニックスアンプの時はネットでも色々情報があったので良かったんですけど
ATGv3に関してはほぼ皆無と行っていい感じ。

なのでオイラなりにYahoo翻訳やらGoogle翻訳など駆使しつつ翻訳こんにゃくした結果でございます。
(あくまでもオイラの解釈ですので何卒・・・)

1.中身ですが、ATGv3本体、センサー、ステー2種、マグネット1個、ヒシチューブ1つと非常に
シンプルな中身です。
センサーには極性がありまして、注意するのはフタバなどのガバナー用マグネットとは極性が逆になります。
でも、JRのRPMセンサーなどを搭載している場合は極性が共通なので
そのままRPMセンサーのマグネットを利用できたりします。
VIBEではクラッチベルに1個、JRのテレメトリーRPMセンサー用のマグネットを入れてたので
フレームの反対側にATGv3用のセンサーを設置しました。
念のためにセンサー固定前に本体の電源を入れてマグネットにセンサーをかざしますと
極性が合っていれば本体のLEDが赤く点灯します。付属のマグネットを使う場合は必ず確認して
マーキングなどしておいてから接着するのが安全です。JRのマグネットなどでは
極性を示すペイントが施されていますがATGv3用ではそういうのは一切無いので・・・
そのため、オイラは600Nで見事反対に接着してしまいました。(笑

2.スロットルサーボのコネクターを本体に接続、センサーも機体に搭載したらコネクターを本体に接続。
本体から出ている2本の線のうち青いヒシチューブ付きのほうは受信機のAuxChに、チューブ無しのほうは
スロットルChに。
接続はこれだけ。

3.設定ですが、オイラは設定用ディスプレイユニットのG-Viewを使ったのでそれに従い説明。
ATGv3本体の配線が出ているのと反対側の空きスロットにG-Viewを接続、
送信機、受信機と電源をいれます。

本体の「P」ボタンを長押しするとG-Viewの表示が「lowThro 1150(数字は様々)」という表示になります。
これはスロットルのキャリブレーションでスロットルの下側の数値設定です。
スロットルスティックを一番下げた状態でトリムも目いっぱい下げた状態で本体の「L」ボタンを押します。
するとLowスロットルポジションの数値が表示され設定OKになるので次に「P」ボタンを押し
次の項目に移ります。次はHi Throという表示になるので同様にスティックを目いっぱい上げた状態で
本体の「H」ボタンを押してHi側の設定完了となります。次の項目に移るには「P」ボタンを押します。

4.ギアレシオの設定です。
VIBEの場合はギアレシオが8.5なので本体の「H」、「L」ボタンを使い設定します。
G-Viewのモニターでは数字間のピリオド( . )が見えないんで85という表示になります。(汗
最初、これでちょっと悩みましたが問題ないようです。設定後「P」ボタンを。

5.ガバナーの回転数設定です。
Auxチャンネルに本体のGAIN線を繋いであればプロポのガバナーの項目でChを割り当て、
そうするとガバナーの項目の数値を上げていくとG-Viewの表示の数値が変化します。
つまり、本体側で回転数の設定はできず、プロポ側で回転数を設定するという事になります。
オイラはノーマル、ST1、ST2で設定をしましたがノーマルで1700rpm、ST1で1800rpm
ST2で2000rpmに設定してみました。「P」ボタンで次です。

6.ガバナーの制御モードの設定です。
ATGv3にはガバナーの制御モードが2つあり、ノーマルモードとアクティブモードがあります。
これが今現在は完全に把握出来ていないのですが、翻訳によれば
ノーマルでは従来のスロットルカーブ設定は必要無く、アクティブモードでは従来のスロットルカーブに
対して回転数制御を行う、みたいな事が書かれています。
今回実験した600Nではアクティブモードにしてフライトモードはノーマル、スロットルカーブも
従来のカーブ設定でテストしてみましたが問題なく回転数制御していました。
電動などのガバナーモードではスロットルカーブは80%などでの横一直線になりますが
そういうカーブはATGv3ではガバナー・ノーマルで行うようです。
ここは現在VJPさんに問い合わせ中ですので回答があり次第追記したいと思います。

*追記:
VJPさんより回答がありました。
モードはノーマルがお勧めとの事でアクティブモードはあまり性能が宜しく無いそうです・・・
カーブは斜めストレートで大丈夫との事。STモードならV字カーブでもOKでしょうね。
ただし、スロットルスイッチ(LoThro)の関係上STモードでは最下ポイントが50%を切らないような
設定をするようにしないとなりません。


7.次の項目ではThro%という表示になりますが、これは単にプロポのスロットル開度の%を
モニターする項目ですので気にせずスルーします。

8.RadioType、プロポのメーカー?設定です。
ここではノーマルorフタバという具合で分かれています。
他の設定でもそうなのですが、フタバのプロポを使う場合は独特の設定をしなければならないようで
それ以外はノーマルで設定すればOKのようです。オイラはJRなのでノーマルを選択してOKです。

9.サーボの設定です。
スタンダードかデジタルかを選択、設定します。
つまりアナログかデジタルかって事でしょうね。

基本設定はこれで終わり。
次はエクストラメニュー1、2というのがあるのですが、VJPの小林氏に問い合わせたところ
この項目に関しては特に数値を弄る必要は無く、そのまま使用でOKとの事。
特に2に関してはメーカーでもいじらないで、という事らしいです。
翻訳でも
「俺らが弄れっていう場合以外はアンタが触る必要はないから数字を変に触んなよ」的な事が書いてあります。
ちなみにエクストラメニュー1の中身は
Gain%、これは本体の感度みたい。
ThroLow% これはATGv3のガバナー発動のスロットル開度の設定のようで
ここの%を変えるとガバナーの働き始めのポイントを変えられるようです。
3D LoThlo% 3Dの時の制御開始ポイントのLowスロットルの%の設定のようです。

と、とりあえずこんな内容になってます。
これで600Nのほうは設定し実際にフライトさせてみましたがST1に入れてすぐに
謎のエンストをしてしまいATGv3のSTモードでの制御具合に関しては検証できずに終わりました。

ただ、ホバリングモードでは回転数の制御も概ね良好ですね。
カーブは弄らずそのままでしたが1710rpmほどでキープしてくれました。
ガバナーの効き始めも機体が浮いてちょっとしたくらい、スロットル開度的に30~35%くらいで
ガバナー制御が聴き始める感じでした。
ここは個人の好みの問題があるでしょうからエクストラメニュー1のLoスロットル設定で弄る感じでしょうか。
オイラ的にはいい感じです。

基本的には設定事態はさほど面倒という事もないようにも思います。
フタバのGV-1やCGYのガバナー設定は分からないんですけど思ったよりは簡素な設定なのかなと。

ただ、ATGv3をフタバのプロポで使う場合は幾つかの機能が制限されるような記載もありましたね。
スロットルカットを使いながらの設定もあるようで・・・そこまでは調べていませんが
JRのプロポ環境で使う分には一度理解してしまえばサクサク使えそうです。

という事でまた進展があれば追記したいと思います。