買取業者?
数日前に
「ちわーっす!ごめんなさーい!」(?)と家の敷地内で叫ぶ怪しいオッサンがいた。
決して自分の事ではない。
見たことが無い怪しい不審なオッサン。
パッと見、六角精児をもっと太らせて60代後半にしたような感じのおっさん。
とりあえずメガネがドリフのコントのようなメガネだ。
紺色の上下ヤッケに身を包み、足元はピカピカに黒光りする長靴、
当然長靴のフチには豹柄のようなフサフサが付いている。
頭にはクリーム色の帽子、それも昔の「JA」とかで配ったような形のヘボイ帽子で
センター部分にはデカデカと「ハンマー」と書いてある。
[ハンマー?ヤンマーのパクリか?]と思いつつ牛舎からオッサンの背中に向かい
「何か用?」と聞いた。
何か、と叫んだところで不意に声が掛けられて驚いたのか、ハリウッドのCGかと思うくらい
何の反動もなしにピョン!と垂直に15cmほど飛んでいた。(爆)
笑いを堪えて片手にフォークを持ったまま牛舎から出て行きながら
「ごめんなさーい、って何かしたのか?オッサン?」と聞くと
「あー、いやいやいやいや、怪しいモノではないんですよ」と。
すでに挙動が十分怪しかったんですが聞いていると
「ワタクシ、不要になったタイヤを高価買取させて貰っている買取専門業者でございまして・・・」
と名刺を出してきた。
『ワールド日本リサイクル株式会社』とある。(一部変換してございます)
「うわー・・・こりゃまた世界に羽ばたく会社ですなー」と言うと
「いや、まだ道内だけで営業しているんですがね」と。
何のワールドだよ、って突っ込みたかったんだけどそこは抑えて・・・・と。
タイヤを買い取るってどんなタイヤでもいいの?と聞くと
「勿論!どんなタイヤでもOKです!がぁ~・・・」
「がぁ~・・・って何さ?がぁ~・・・って?」
「目のあるタイヤでなければダメなんですよー」
ちっ、のっけから面倒な奴だなあ、と思いながら去年外したRE-01の3部山くらいがあったので
「これ、これなら売ってもいいよ」とタイヤを出すと・・・・
「あー・・・あのぉ~、大変残念なのですがぁ~・・・こーいう太いタイヤは買えないんですよ」と来た。
「なーんだ、じゃあダメじゃん」
「もっと細いのは無いですかね~?細ければ全然OKなんですがぁ~」と言う。
ならば、と
「じゃあこれこれ、これならどーよ?」とテンパータイヤを出してみた。
オッサン、一瞬絶句するも
「うーん、ちょっと残念ですがぁ~・・・」と言い終わらないうちに
「細すぎる!ってんでしょ?」と返すと
「いやー、基本、基本ですよ、4本揃って無いとダメなんですよぉ~」と。
そこかい!!本数なのかい!と思いながらもグッと堪える。
「じゃあさ、どーいうタイヤがいいのさ?」と聞くと
「例えば、例えばですよ、こんなのとかなら全然OKですよ!これ、どうですぅ~?売りません?」と指差したのは
セカンドカーのサンバークラシックのタイヤ。
ちなみに去年の暮れに買ったばかりのバリなタイヤ。
「ちょ、これはダメだって!まだ使ってるし全然不要じゃないから!」
「ですよねぇ~~~~」とニヤニヤしている。
「ちなみに、このタイヤなら幾らで買うの?」と聞いてみた。
「あ!これ、これですと4千円ですね!」と目をキラキラさせながら言うではないか。
ちょうど部品取りのサンバーににたようなのが付いているのだ。それなら・・・と思ったんだけど。
「ほほう。1本4千円なら悪くは無いなあ・・・」というと
「いや・・・・誠に残念なんですが4本で4千円ですね~、ホイル込みで・・・」と言う。
ふ~ん、と一息ついてタバコに火をつけ
「おっさん、帰ったほうがいいよ。うん、帰ったほうが希望があると思うよ。新しい出会いとかさ」
と「帰りなさい。お前に用は無い」と伝えると
「うーん・・・そ、それじゃあバッテリー、バッテリーなんて無いですか?どんなのでも高値で買いますよ!」
と今度はバッテリー回収業者に変身しやがった。
オマエは如月ハニーかっちゅうの!
「ほほう・・・どんなバッテリーでも買うんだな!?」と念を押すと
「そりゃ勿論ですよ!たとえ割れてたって大丈夫ですしどんな大きさでも高価買取しますよ!」
と鼻息が荒い。
ウチの墓場っぷりを見て、バッテリーならいくらでも買い取れそうだと踏んだようだ。
「ちなみに高価買取ってさ、最低幾らくらいで買うのさ?」と更に聞いてみる。
「そりゃあ大きさにもよりますけど、最低でも1個500円は出しますよ!処分料考えれば全然お得でしょ?」と
かなりの自信を見せている。
その視線は周囲のSWの部品取りやらトラクターなんかに注がれている。
恐らくある程度の大きさのバッテリーが買えそうだ、と踏んでいるようだ。
チッチッチ・・・・甘い。甘いなあ、オッサン。(w
「なるほど。じゃあ丁度いいのがあるわ。とりあえず3つでいいかい?」と言うと喜んで小躍りしている。
ガレージをガサゴソやって3個バッテリーを出した。
ポッケに付いてたコンビニおにぎりをちょっと大きくした程度の6VバッテリーとRGV250γ用のミニバッテリー2個。
張り切ってイボ付き軍手をはめてきたオッサン、かなりショックな表情をしていたが
「これ3個ね、最低500円だから・・・1500円か。いいね、高価買取、ありがとう~」と先手を打ってみた。
ちょっと困ってたけどオッサン、渋々1500円をくれた。(ラッキー!)
「もっとあるけど、まだ買ってくれる?」と言うと
「・・・・こ、こんなのですかね?」と聞いてきたので
「うん、こんなのいっぱい。どう?」って聞くと
「いや・・・今日は車がもういっぱいなのでまた次に寄らせてもらいます・・・・」と。
こんなちっこいバッテリー3個で一杯になる車ってどんなのだよwとか思いながらも
「あっそ、じゃあまた近くに来たら寄ってよね。ってか、電話するわ」と言うと
なんか言葉にならないゴニョゴニョ・・・と呟いて
「じゃあ・・・どうも~・・・・」とハイエースで走り去りました。
そんな1500円でパーツクリーナーを4本買ってきました。
また来ないかなあ・・・・あのヤッケのオッサン・・・。
「ちわーっす!ごめんなさーい!」(?)と家の敷地内で叫ぶ怪しいオッサンがいた。
決して自分の事ではない。
見たことが無い怪しい不審なオッサン。
パッと見、六角精児をもっと太らせて60代後半にしたような感じのおっさん。
とりあえずメガネがドリフのコントのようなメガネだ。
紺色の上下ヤッケに身を包み、足元はピカピカに黒光りする長靴、
当然長靴のフチには豹柄のようなフサフサが付いている。
頭にはクリーム色の帽子、それも昔の「JA」とかで配ったような形のヘボイ帽子で
センター部分にはデカデカと「ハンマー」と書いてある。
[ハンマー?ヤンマーのパクリか?]と思いつつ牛舎からオッサンの背中に向かい
「何か用?」と聞いた。
何か、と叫んだところで不意に声が掛けられて驚いたのか、ハリウッドのCGかと思うくらい
何の反動もなしにピョン!と垂直に15cmほど飛んでいた。(爆)
笑いを堪えて片手にフォークを持ったまま牛舎から出て行きながら
「ごめんなさーい、って何かしたのか?オッサン?」と聞くと
「あー、いやいやいやいや、怪しいモノではないんですよ」と。
すでに挙動が十分怪しかったんですが聞いていると
「ワタクシ、不要になったタイヤを高価買取させて貰っている買取専門業者でございまして・・・」
と名刺を出してきた。
『ワールド日本リサイクル株式会社』とある。(一部変換してございます)
「うわー・・・こりゃまた世界に羽ばたく会社ですなー」と言うと
「いや、まだ道内だけで営業しているんですがね」と。
何のワールドだよ、って突っ込みたかったんだけどそこは抑えて・・・・と。
タイヤを買い取るってどんなタイヤでもいいの?と聞くと
「勿論!どんなタイヤでもOKです!がぁ~・・・」
「がぁ~・・・って何さ?がぁ~・・・って?」
「目のあるタイヤでなければダメなんですよー」
ちっ、のっけから面倒な奴だなあ、と思いながら去年外したRE-01の3部山くらいがあったので
「これ、これなら売ってもいいよ」とタイヤを出すと・・・・
「あー・・・あのぉ~、大変残念なのですがぁ~・・・こーいう太いタイヤは買えないんですよ」と来た。
「なーんだ、じゃあダメじゃん」
「もっと細いのは無いですかね~?細ければ全然OKなんですがぁ~」と言う。
ならば、と
「じゃあこれこれ、これならどーよ?」とテンパータイヤを出してみた。
オッサン、一瞬絶句するも
「うーん、ちょっと残念ですがぁ~・・・」と言い終わらないうちに
「細すぎる!ってんでしょ?」と返すと
「いやー、基本、基本ですよ、4本揃って無いとダメなんですよぉ~」と。
そこかい!!本数なのかい!と思いながらもグッと堪える。
「じゃあさ、どーいうタイヤがいいのさ?」と聞くと
「例えば、例えばですよ、こんなのとかなら全然OKですよ!これ、どうですぅ~?売りません?」と指差したのは
セカンドカーのサンバークラシックのタイヤ。
ちなみに去年の暮れに買ったばかりのバリなタイヤ。
「ちょ、これはダメだって!まだ使ってるし全然不要じゃないから!」
「ですよねぇ~~~~」とニヤニヤしている。
「ちなみに、このタイヤなら幾らで買うの?」と聞いてみた。
「あ!これ、これですと4千円ですね!」と目をキラキラさせながら言うではないか。
ちょうど部品取りのサンバーににたようなのが付いているのだ。それなら・・・と思ったんだけど。
「ほほう。1本4千円なら悪くは無いなあ・・・」というと
「いや・・・・誠に残念なんですが4本で4千円ですね~、ホイル込みで・・・」と言う。
ふ~ん、と一息ついてタバコに火をつけ
「おっさん、帰ったほうがいいよ。うん、帰ったほうが希望があると思うよ。新しい出会いとかさ」
と「帰りなさい。お前に用は無い」と伝えると
「うーん・・・そ、それじゃあバッテリー、バッテリーなんて無いですか?どんなのでも高値で買いますよ!」
と今度はバッテリー回収業者に変身しやがった。
オマエは如月ハニーかっちゅうの!
「ほほう・・・どんなバッテリーでも買うんだな!?」と念を押すと
「そりゃ勿論ですよ!たとえ割れてたって大丈夫ですしどんな大きさでも高価買取しますよ!」
と鼻息が荒い。
ウチの墓場っぷりを見て、バッテリーならいくらでも買い取れそうだと踏んだようだ。
「ちなみに高価買取ってさ、最低幾らくらいで買うのさ?」と更に聞いてみる。
「そりゃあ大きさにもよりますけど、最低でも1個500円は出しますよ!処分料考えれば全然お得でしょ?」と
かなりの自信を見せている。
その視線は周囲のSWの部品取りやらトラクターなんかに注がれている。
恐らくある程度の大きさのバッテリーが買えそうだ、と踏んでいるようだ。
チッチッチ・・・・甘い。甘いなあ、オッサン。(w
「なるほど。じゃあ丁度いいのがあるわ。とりあえず3つでいいかい?」と言うと喜んで小躍りしている。
ガレージをガサゴソやって3個バッテリーを出した。
ポッケに付いてたコンビニおにぎりをちょっと大きくした程度の6VバッテリーとRGV250γ用のミニバッテリー2個。
張り切ってイボ付き軍手をはめてきたオッサン、かなりショックな表情をしていたが
「これ3個ね、最低500円だから・・・1500円か。いいね、高価買取、ありがとう~」と先手を打ってみた。
ちょっと困ってたけどオッサン、渋々1500円をくれた。(ラッキー!)
「もっとあるけど、まだ買ってくれる?」と言うと
「・・・・こ、こんなのですかね?」と聞いてきたので
「うん、こんなのいっぱい。どう?」って聞くと
「いや・・・今日は車がもういっぱいなのでまた次に寄らせてもらいます・・・・」と。
こんなちっこいバッテリー3個で一杯になる車ってどんなのだよwとか思いながらも
「あっそ、じゃあまた近くに来たら寄ってよね。ってか、電話するわ」と言うと
なんか言葉にならないゴニョゴニョ・・・と呟いて
「じゃあ・・・どうも~・・・・」とハイエースで走り去りました。
そんな1500円でパーツクリーナーを4本買ってきました。
また来ないかなあ・・・・あのヤッケのオッサン・・・。