とりあえず。

昨年末に入手したジャンクなTZR250(1KT)ですが。


購入後、引き取り前になって

「すいません、エンジン掛かるって話でしたが、確認してみたらですね、
エンジン掛からなくてですね、キャブ調べてみたらですね、
とんでもない事になってましてですね、店長に言ったらすぐにOHキット手配して
それをお付けするという事でどうかとお伺いして!と言われましてですね」


と。



まー、OHキット付けてくれるならいいですよって事で札幌まで
レジアスエースで引き取りに行って無事引き取ってきたわけですが。
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ジャンクと言っても、見た目はそこそこ古いポンコツって感じ。

1KTなので製造は’85くらいですから、すでに30年前のバイクですから。

カウルレス(ネイキッド化)されてまして、10年前に持ってた
2XTと見た目はそっくりでした。
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引き取ってから数日してとりあえず、懸案のキャブを外してみます。


おおっと・・・・これは結構キテるなぁ。

でも掃除でなんとでもなりそう・・・と思った次の瞬間。


やられた・・・・フロート固定のシャフトが入る部分が
片方折れてます。(汗)

「むむぅ・・・内部が詰まった腐ったは何とかなるが
折れた欠けたはどうもならんのう・・・」

と、思案。


潔く、Yオクでジャンク品を物色w
R1-Zなどのフルパワー化の定番部品なので結構高いんですよね。

あまり投資もしたくなかったので
かなりなジャンク品をそこそこのお値段で落札してみましたが。











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想像してはいたけど、想像を凌駕するほどのジャンクっぷり(滝汗)


何かがこびり付いてまるで「化石」のようになってます。(゚ロ゚;)


しかし、コイツを何とか料理しなければなりません。


ネジ類も殆どダメ。フロート部分のネジは2個とも1本しか外れず、
残り2本は+溝がナメナメ・・・・結局ドリルで揉んで撤去。


恐る恐る中身を確認すると・・・・

w(°0°)w オォー



ピカピカ。(爆)



見た目は化石、中身は超綺麗という変なキャブでした。


メインジェットのホルダーなんて指で軽く押しただけでスルンと抜けましたし
フロートも綺麗、軸も簡単に抜けました。

しかし、やはり外と触れている部分はやはり「化石化」しているだけあって
スロットルバルブが固着して抜けなかったとか色々ありましたが・・・



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何とかケミカル漬けやったりブラシで磨き倒したりしてここまで復活。


内部部品に関しては、一応お店で貰ったOHキットを使いました。

でも最近のOHキット(社外品)って凄いですね。
パッキンやOリング、各ジェット類は勿論、ニードル、フロートバルブ、ホルダーや
チョークバルブ、スプリング、ドレンボルトまで入ってました。

で、今日の夕方にようやく装着です。
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タンクは錆が酷いので処理予定なため、天井から外部タンクぶら下げて
とりあえず始動確認です。



ドキドキしながら燃料送って・・・・


数回キック入れてからチョーク引いて


メインスイッチONにしてYPVSの作動音聞いたら・・・それっ!と
キック!


おお~~~~~!あっけなく始動しました~!


チョーク戻してからアイドリングの回転ちょっと下げてレーシング。


全然調子イイ感じです。

エアクリ外して直キャブ状態なのでアクセル開け始めは
ちょっとモタッとしてますが。





とりあえず一安心です。

これで脱ジャンクですね。

後はダメなところ、FフォークのOH、ブレーキのOH、
各稼動部分のグリスアップ、タンクの錆取り、外装の塗装で
春には乗り出せそうです。